社長メッセージ

こんにちは。沼津三菱自動車販売の齊藤です。

このページをご覧いただいているということは、きっと「どんな社長がこの会社を経営しているのかな？」と興味を持ってくださったのだと思います。

私たちは、人と人とのつながりを大切にし、地域に根ざした会社づくりを目指しています。社員一人ひとりが誇りと喜びを持って働ける場所でありたい。

そして、お客様にとっても「ここで車を買ってよかった」と思っていただけるような会社でありたい。そんな思いで、日々の仕事をしています。

私は静岡県伊東市の出身です。

幼少期はよく言えば活発、悪く言えばやんちゃだったと思います。蜂の巣を退治したり、ケンカといたずらばかりして、母親が何度も先生に呼び出されるような子どもでした（笑）学校で何か事件があると、あいつの仕業に違いないと、真っ先に疑われました・・

そして、小学校の時にテレビで見たラグビーをなぜかやってみたい！と思ってしまい、中学からは、茨城県にあるラグビーが強いことで知られる中高一貫校に進学し、6年間の寮生活を送りました。

中学1年の頃はいきなり上下関係の厳しい中に放り込まれたので、環境の変化と寂しさとで、逃げ場も無く、かなり辛かった記憶があります。

それでも尊敬する先輩方や友達と共に生活して過ごした時間は、私の基礎を作ってくれた大切な経験になりました。どうしてもトーストが食べたくなって、アイロンでパンを焼いたり、電気ポットの中で肉まんを蒸かしたりしたのは、良い思い出です（笑）

大学では大阪へ行き、6年間、大阪の箕面という（その当時は）猿で有名な場所で過ごしました。専攻は化学工学を学びつつ、バイトはスーパーのレジ打ちをずっとしていました。普通にレジでお弁当を値切って来る大阪人の明るさや、たくましさの中で生活できたのは、本当に楽しい日々でした。

卒業後は某IT関連の会社へ入社し、神奈川の研究所で環境関連の仕事に携わりました。途中から不動産部門に異動してからは、都内各所のオフィスの閉鎖や移転に奔走する日々でした。優秀な上司に恵まれて、毎日のように叱られつつも、仕事の基礎を学ばせて頂きました。

湘南の藤沢に住んでいましたので、週末は海沿いをバイクで走ったり、波乗りをしにいったり、美味しいお店も沢山あって、湘南ライフを満喫していました。今でもたまに遊びに行って、大好きなお店に立ち寄ったりしています。仕事は大変さもありましたが、湘南での生活は大好きでした。

そんな私に転機が訪れたのは、父の病気がきっかけでした。たしか正月に実家に帰った時、父から「そろそろ戻ってこないか？」と声をかけられたんです。

実際には実家で生活したのは小学校までだったので、多感な時期も親と過ごしておらず、親子の絆がどこか薄いような気がずっとしていました。
父の会社に入ることで、父との時間を取り戻せるかもしれない、そんな思いがありました。

自動車ディーラーという、これまでとまったく畑違いの業界に入る不安は大きかったですが、会社経営という未知の挑戦に、自分の人生をおいても面白さを感じました。

多くの方が仕事に人生のかなりの時間、しかも健康で動ける良い時期を使うことになります。そうであるならば、その仕事自体をそれだけの価値のあるものにしていけたら、素晴らしいことです。

仕事は生活のために我慢して耐えるものではないですし、自分の時間や労力をお金に換えるもの、でもないと考えています。
我々の仕事を通じて、お客様が喜んで下さったり、応援して下さる関係ができたり、その過程で自分自身の人間的成長があったり、結果として自分や家族、そして社員みんなの人生を豊かにしていけたら最高だと思うのです。

もちろん大変なことも辛いこともありますが、共に残り越えていく仲間がいますし、大変なことを乗り越えたり、共に喜んでこそ仲間同士の絆が刻まれると思います。

経営理念のひとつは、「和を重んじ、全社員の幸せを実現する」。まだまだ道半ばではありますが、理想に向かって一歩ずつ進んでいます。たとえば、社員が気軽に意見交換できる場を設けたり、希望者が外部セミナーに参加できる制度なども整えてきました。

どんな人と働きたいか？と聞かれたら、「自分の損得よりも仲間やお客様を優先できる人」。そして、「一緒の船に乗って共にオールを漕げる人」です。ただ、肝心の漕ぐ方向が揃っていないと船は前に進めません。いくら力強く漕いでくれる人でも、価値観や考え方が違うと、とんでもない方向に漕がれてしまいますので、それでは困ります。実は、こんな話をするときはいつも『ワンピース』が頭をよぎっています（笑）